矯正歯科について
当院では矯正認定医による施術を行います。
矯正治療を検討される方の大半は、見た目がキレイになることを望まれています。当院では見た目の改善はもちろん、噛み合わせを重視した矯正治療を行なっております。
当院の矯正歯科の特徴
- 楽しく矯正歯科治療を受けていただく
- 説明を丁寧にさせていただいた上で納得して治療受けていただく
- 審美的・健康的な歯並びを目標とし、きれいで機能的なよく噛める歯並びを確立できる
- 顎口腔機能の改善により、自信向上につなげ、心理的、社会的な障害を予防・抑制・回復することによりQOL(生活の質)の向上をさせる
当院の矯正担当医
歯科医師/矯正歯科担当医 柴崎 絢香 Ayaka Shibasaki
所属学会・資格
- 日本歯科大学歯科矯正学講座 助教
- 日本矯正歯科学会認定医
- 日本顎変形症学会認定医
カウンセリング
内容
患者様が何に悩み、何を一番直したいかのヒアリングをします。医療である以上、すべてのお悩みを100%の精度でゴールできるかは審査診断にもよってしまいますが、治療目標の優先順位を立て、順位が高いものから達成していけるようなプランをご提案させていただきます。
所用時間
問診も含めて30分ほどかかります。精密検査も同日にご希望の場合は、30分~1時間ほどかかります。
カウンセリングにかかる金額
0~5,500円です。
(ケース等に応じて変わります)
大人になっても気になる歯並びは
治せるか
基本的に年齢制限はございません。むしろ、機能面に関して言うと、成人の歯周病のピークは40〜50代くらいと言われておりますので(身体の免疫の関係で、そのようなエビデンスがあります)、その年齢までか、もしくはその年齢を迎えてからでも、叢生(段差がたくさんある歯並びが悪い状態)を改善すれば、よく磨けるようになることで歯周病や虫歯のリスクが下がり、将来抜歯につながる可能性を格段に下げることができます。
抜歯になるケースとならないケース
歯を抜くか抜かないかは矯正治療の手段の1つであって、目的ではありません。矯正治療によって歯をどこに移動させ、どんな咬み合わせをつくるかという目標が予め決められた上で、どんな装置を使うか、歯を並べるスペースはどうやって獲得するか(歯を抜くか抜かないか)といった手段が初めて決められるのです。
歯並びが悪い原因のひとつとして、骨と歯のサイズのアンバランスが挙げられます。人の体には決まった顎の骨のサイズと、決まった歯のサイズがあり、極端な話、顎の骨のアーチのサイズと、歯の横幅の総計がまったくイコールであれば歯並びとしてはとてもいいと思います。
これは、例えば5人がけのベンチに5人座れたら良いのですが、一人がすごく痩せていたりすると隙間ができますし、一人がすごく体格がいいと横の人がキツキツになってしまってベンチから飛び出してしまうような感じです。飛び出してしまうような感じであれば、抜歯をするか(1人座らないでもらうか)、歯のサイズを調整するか(体格のいい人にスマートになっていただく)ような感じと近いかと思います。
歯列が著しく狭い場合、幅を広げることはしますが歯槽骨の大きさは固有のものなので広げるにも限界があります。特に下顎の犬歯を広げて並べることはすべきではなく、上顎歯列の幅も下顎の歯列に調和されるべきだと言われています。歯槽骨の大きさを無視して歯を並べるために歯列を広げると、将来的に歯肉が下がりやすい、歯周病が進行しやすい、また歯並び自体が元の形に戻り安定しないなどといったことも起きる可能性があります。
矯正治療中に気をつけること
虫歯
どの装置を使うかにもよりますが、例えばマルチブラケット装置(一般的に矯正治療を想像されたら思い浮かぶ、アレです)であれば、やや複雑な装置が歯の表面に装着されることになるので、もちろん汚れ等も付着しやすくなります。
汚れがつくことで虫歯になってしまうので、清掃状態が悪ければ虫歯ができてしましますが、衛生士さんによる清掃指導等をしっかりと受けていただき、それが口腔内に還元できれいれば虫歯の心配はありません。定期的に清掃状態をチェックさせていただくことで、磨きが甘いかどうかも拝見させていただきます。
クリーニング
どうしてもご自身では清掃しきれない部位などは、歯科衛生士さんなどプロフェッショナルのケアを受けていただくのが良いと思いますし、患者様ご本人も安心されると思います。せっかく歯を動かしたのに、動かし終わった後に虫歯や歯周病になってしまっていた、では本末転倒なので、セルフケアに加え、プロフェッショナルのケアもさせていただきたいです。
生活習慣
歯並びに影響する頬杖や舌突出癖などの悪習癖は治す必要があります。
矯正装置の種類
- マルチブラケット装置
- マウスピース型矯正装置
(インビザラインなど) - 歯科矯正用アンカースクリュー
- 各種取り外しができる装置
矯正治療の種類
大人の矯正(ワイヤー矯正)
ワイヤー矯正とは
ワイヤー矯正とは ワイヤー矯正とは、ブラケットと呼ばれる器具を歯に装着し、そこにワイヤーを通して、動かしたい方向に向かって歯に適切な力を加え、徐々に歯を移動させることで歯並びを良くするという矯正治療法です。
特徴
審美的な改善や、機能面での改善を目的とした矯正が可能です。審美的な面は、もちろん歯並びが良くなることやスマイル時の歯茎の出方など改善がされます。機能面での改善は、例えば噛み合わせが悪いことや、段差がたくさんあることで磨きづらいことなどの改善ができます。
こんな方におすすめ
- 長年矯正をするかどうか悩まれていて、一歩が踏み出せていない方
- 情報が溢れ何を信じたらいいか
わからず、時間が過ぎていってしまっている方 - ご自身では歯並びや噛み合わせの悪さに気づけていない方
マウスピース矯正
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは、透明なカスタムメイドのマウスピースを使用して歯の矯正を行う方法です。この治療法は目立ちにくく、取り外し可能で、比較的痛みが少ないとされています。段階的にマウスピースを交換し、歯を理想的な位置に移動させます。ただし、適用できないケースもあるため、歯科医師に相談して矯正方法を決定する必要があります。
こんな方におすすめ
- 矯正はしたいが、目立たないように進めたい方
- 複雑な器具がつくことで、矯正中上手に磨ける気がしない方
利用する矯正装置の種類
- インビザライン
- インビザラインGO
- クリアコレクト
- アソアライナー
部分矯正
特徴
全体ではなく気になる部分だけを整える矯正治療です。小さな段差を少し治したいというケースや抜歯をしたスペースに倒れ込んでしまっている歯を起こしたり、抜歯をした歯の代わりに親知らずを引っ張ってきて活用するケースなどで部分矯正が適応となります。
こんな方におすすめ
- 前歯のちょっとした歯並びの悪さを、時間と費用を最小限で治したい方
- 抜歯をしたスペースに対して横の歯が倒れてきてしまい、物が詰まりやすかったり、清掃不良になることで歯周病や虫歯のリスクがあるケース
- 抜歯をしたスペースにインプラントかブリッジか入れ歯をする選択を提案されたが、後ろにある歯をスライドさせて持っていきたい方
部分矯正の装置の種類
- マルチブラケット装置
- 歯科矯正用アンカースクリューなど
小児矯正
子供矯正を始めるベストの時期
3歳児健診で指摘されて気づく方が多いですが、あまり幼いうちは、お子様の治療自体が困難な場合もあるので、ある程度分別がつく5歳頃からスタートするケースもあります。何も問題がないとおもっても、7歳頃にはレントゲン等を撮影して確認することがアメリカの矯正歯科学会(米国矯正歯科学会)より推奨されております。症状や患者さんの骨格パターンによっては、早く治療を開始したほうがいい場合があります。歯並びやかみ合わせが気になったら受診は早めに、治療開始時期は矯正歯科医に見極めてもらうことをお勧めいたします。
当院の小児矯正の特徴
- 楽しく治療してもらう
- 将来の不正咬合のを早期から予防する
- 早期から治療することで歯並びだけではなく総合的な予防をする上で歯科に慣れてもらう
小児矯正の装置の種類
- 取り外しができる装置
- 固定式の装置
- マウスピース(インビザラインなど)
- マルチブラケット装置
- ムーシールド
医療費控除
医療を受けられた場合、確定申告の際に医療費控除の手続きをすれば税金の一部が戻ってくることがあります。咬み合わせや歯並びを改善する矯正歯科治療では、発育段階にある子供はその対象になります。成人の場合、美容のみを目的とした矯正歯科治療では医療費控除の対象にはなりません。詳しいことは管轄の税務署にお尋ねください。戻ってくる金額は所得や医療に費やした費用によって異なってきます。医療機関で発行された領収書は必ず保存しておいてください。
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